【回答】
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【詳細解説】
(1)
間違っていない場合がひとつあります。
新規で購入する不動産を、現在所有している不動産の売却代金を投入せずに決済できる方の場合です。いわゆる、ダブルローンが可能な非常に高収入な方の場合は、「良い物件を先に抑える」という事が可能です。
 
しかし、もしもそうでないならば、この進め方は全ての方にとって間違いだと言えます。とんでもなく大きなリスクを抱えるからです。
 

  • 新規で購入する不動産は売買契約の時点で、決済・引き渡しの期日を定めます
  • 契約書で決済・引き渡し期日に遅延した場合の記述をしっかりご確認下さい
  • 通常は売買代金の1020%の違約金を支払うことになります
  • 数百~数千万円の違約金となる場合があり、絶対に回避する必要があります
  • よって、所有不動産の売却代金を購入する不動産に充当するのであれば、多少安くても、売らざるを得ないという状況が生じます
  • そういう場合、短期的なローンを組む提案をする業者があるかもしれません。ただ、一般的に一定の信用力を超えた資金調達は金利の上昇を招きます。
  • 設定期間中に売却価格が希望価格に達する保証はありません。高い金利を払い続けながらオーバーローン状態での返済になる可能性があります。

 
(2)
とても単純な話。品物を早く売りたければ安くするし、高く売りたければ時間は掛かります。そして不動産の場合、一回の取引で動く金額は大変大きなものとなりますから、丁寧に時間を掛けて売ることで一回分の引っ越し費用などを取り返すことは難しくはないのです。
 
時間をかけることができれば、コチラで紹介する売却実績のように、一定の成果を得ることは難しくありません。
 
(1)の状況も含めて、不動産の売却に十分な時間をかけられないことほど、勿体ないことはないのです。
 
また、「購入」「引っ越し」「売却」という三つの大仕事を同時進行で進めようという考え方がそもそも危険です。
 

  • 決済の違約金があるから所有不動産は安くても売らざるを得ない
  • すべきことが重なって冷静にどれも考えられない

 
不動産業者にとっては、お客様の事情より自身の売り上げが大事ですので、自分たちの思惑通りにことが進められるのは、非常に都合がよいと言えます。
不動産業者に「先買い」と「一発引っ越し」を進められた時にはくれぐれもご注意ください。
 
余談ですが、引っ越しというのは費用もかかるし荷物整理も大変で、出来ることならしたくないことのひとつに上げられるかもしれません。
 
しかし、荷物整理によって将来の新しい住まいに、本当に持って行く必要があるものはなんなのか、家族でしっかり話し合ったり考えたりできる良い機会でもあるのです。
強制的に断捨離をさせられる機会が多いことは、悪いことでもないですよ。
 
(3)
西尾さんに聞いてみよう。 <リンク>
*実際に西尾さんに直接質問が可能です。ご興味おありの方はどうぞ。
 
(4)
●●さんに聞いてみよう。 <リンク>
*実際に●●さんに直接質問が可能です。ご興味おありの方はどうぞ。